よくあるご質問
費用について
Q:矯正料金の相場は?
A:矯正治療は健康保険が適応されず自費治療となっております(あごの手術を伴う顎変形症、厚労省が定める先天性疾患を除く)。
そのため各歯科医院によって料金体系は異なります。
Q:お支払い方法は?
A:初診相談は費用はかかりません。
精密検査・診断料(¥50,000+税)、処置料 (¥3,000〜¥5,000+税)は窓口にて現金のみでお支払いただきます。
矯正治療基本料は銀行振込、受付窓口にて現金またはカードでお支払いいただきます。
一括または分割をお選びいただけます。
Q:費用の分割払いはできますか?
A:矯正治療基本料のお支払は無利息の分割払いが可能です。
Q:矯正治療は医療費控除の対象になりますか?
A:かみ合わせの機能的な問題を改善する目的であれば矯正治療は医療費控除の対象となります。
詳しくはコチラまたは最寄の税務署にお問い合わせ下さい。
Q:転居などにより治療中の通院が難しくなった場合の費用はどうなりますか?
A:治療期間や進行度合を考慮して部分的にご精算いたします。
転院のために資料整理などが必要となりますので分かり次第、お教え下さい。
歯が動く仕組みと痛みについて
Q:どのようにして歯は動くの?
A:歯に力が加わると土台である骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨をつくる細胞(骨芽細胞)が集まり、骨が作り変えられます。
この土台が作り変えられながら、引っ張られる力により歯は動いていきます。
Q:矯正治療は痛いですか?
A:痛みの感じ方は人それぞれです。
すごい痛いと感じる方もいれば違和感があるかな程度の方もいらっしゃいます。
当院では痛み止め薬の処方や患者様に適した装置を選択することで身体的、精神的にストレスの少ない治療を心がけています。
Q:どのくらいの期間痛いですか?
A:矯正装置の装着や調整してから2~3日間は少なからず歯が浮いたような鈍い痛みがでます。
その後はだんだん痛みが小さくなっていきます。
装置を装着することは患者様にとって少なからずストレスとなりますので当院では就職活動やお子様の大切な発表会、テスト、試合などの予定を教えていただければその都度、日程を調整いたします。
治療期間と通院について
Q:治療期間と通院頻度は?
A:大人の矯正治療では年齢やかみ合わせの状況により異なりますが治療期間は平均2~3年かかります。
通院頻度は基本的には月に1度の通院となります。
治療後は3か月〜半年に1度来院していただき保定装置(リテーナー)の調整を行います。
その後、問題がなければ1年~2年に1度の頻度となります。
子供の矯正治療も大人と同じで治療期間は平均2~3年間、通院頻度は基本的には月に1度の通院となりますが、治療が落ち着いた後も永久歯が全て生えかわる(およそ12〜14歳)まで管理します。
歯の生えかわりの様子を観察するために3か月〜半年に1度来院していただくことになります。
Q:1回の治療時間は?
A:処置内容により異なりますが30分〜1時間程度です。
装置について
Q:なるべく子供には負担の少ない矯正器具にしたいのですが可能でしょうか?
A:はい、大丈夫です。当院では歯ならびだけでなく、患者様の性格にも適した矯正器具の選択を一緒に相談して決めます。
Q:矯正装置と学校との兼ね合いは大丈夫でしょうか?
A:国語、英語、音楽、体育などの授業のときは取り外し式の装置場合、基本的には外していただきます。
また、必要であれば矯正治療中である旨を担任の先生にお手紙を書くこともいたします。
Q:矯正装置をつけてサッカー、野球、水泳、空手などの運動をしても大丈夫ですか?
A:特に問題はありません。取り外しできる装置の場合は外して運動していただきます。
固定式の装置の場合はぶつかって唇の裏側が傷ついてしまう可能性がありますが、歯の脱臼や破折などの大きなケガの予防にはなります。
Q:矯正装置をつけても吹奏楽器は吹けますか?
A:楽器を吹くことに慣れるのに時間がかかりますが、練習することで慣れます。
院長は大学生の時にオーケストラ部に所属し、矯正装置をつけながらクラリネットを吹いてコンクールや演奏会に出場していました。
矯正装置が唇に当たり口内炎になりやすいですが工夫することである程度防ぐことができます。
Q:周りの友達が矯正治療してないので矯正治療をしようか迷っています。
A:当院では見えにくい矯正装置もご用意しておりますのでご安心ください。
また、お友達を連れて一緒に初診相談に来ていただいても対応いたします。
Q:装置が壊れたり外れてしまった場合はどうすればよいでしょうか?
A:当院では矯正治療の専門家が常勤していますので可能な限り素早い対応をいたします。
Q:矯正装置を一時的に外すことはできますか?
A:できます。結婚式や成人式での撮影などの状況で外すことをご希望の場合はお申し付け下さい。
しかし、装置の再装着には追加費用がかかります。
治療の開始時期や影響について
Q:子供の矯正治療は何歳からはじめたらいいですか?
A:お子様のかみ合わせがご心配なら小学校低学年(6歳臼歯が生え、上の前歯が生えかわるおよそ7〜9歳)の段階で1度、矯正相談すること強くおすすめします。
同じ年齢でも身長の伸びるタイミングが異なるように歯の生えかわり、かみ合わせの土台となる上あご・下あごの成長のタイミングは人それぞれです。
また、指しゃぶりや口呼吸などの悪い癖、先天性欠如歯(本来あるべき永久歯がない)、家族のご協力の有無により治療を開始すべき時期は変わります。
子供の矯正治療ではあごの幅を広げること、前後的な成長を促すことでかみ合わせの土台を整えることができます。
これにより、将来的に大人の矯正治療で歯を抜かずに治療できる可能性が高くなります。
Q:子供の矯正治療を早めに開始する必要があるかみ合わせなどありますか?
A:以下の方は早急に矯正専門の機関で診てもらうことをおススメします。
- 上と下の奥歯の幅のバランスが不調和でかんでくる時に下あごがズレる場合(交叉咬合)
- 受け口の場合(反対咬合)
- 前歯だけが強くあたり歯ぐきが下がっている場合(咬合性外傷)
- 虫歯や外傷により通常よりも乳歯が抜けてしまった場合(乳歯の早期脱落)
Q:大人の矯正治療は何歳までできますか?
A:当院では大人の矯正治療は10代、20代、30代、40代、50代の方が対象です。
歯、歯周組織(歯茎や歯の周りの骨)、全身の健康状態に問題なければどの年齢でも治療可能です。
成人の方では以下のことで注意が必要です。
- 歯周病がある場合、一般歯科での管理が必要となる
- 被せ物を矯正治療終了後に作り直す必要がある
- 服用しているお薬や全身疾患により歯が動きづらい可能性がある
Q:治療中に気をつけたほうがいい食べ物はありますか?
A:取り外し式の装置の場合、装置を外してお食事をしていただきます。
固定式の矯正装置の場合、野菜の芯、氷、アメ玉など硬いものをかむと装置が破損したり外れてしまう原因となってしまうため避けていただきます。
また、ほうれん草やのりなどは装置にくっつきやすいため食後に鏡を見ながら歯ブラシをすることをおススメします。
Q:矯正治療中の妊娠、出産は大丈夫ですか?
A:矯正治療では治療前、治療途中の検査でレントゲン撮影を行います。
当院では被爆の少ないレントゲン装置を使いますので妊娠安定期であれば問題ありません。
しかし、ご心配になられる方もいらっしゃると思いますので撮影のタイミングは一緒にご相談させていただきます。
また、妊娠により女性ホルモンのバランスが変化し、歯肉炎(妊娠性歯肉炎といいます)という歯ぐきが腫れたり出血する病気にかかりやすくなりますが、これも歯ブラシを毎日しっかりとおこなっていただくことで予防することができます。
当院ではその際の予防プログラムを組みますのでご安心下さい。
矯正治療で歯を抜く処置が必要になった場合、鎮痛剤や抗生物質などを服用していただく可能性が高いのでなるべく避けた方がよいと考えます。その場合には抜くタイミングを相談して決めましょう。
Q:矯正治療中の授乳は大丈夫ですか?
A:抜歯などの鎮痛剤や抗生物質が必要となる処置がなければ問題ありません。
Q:金属アレルギーなのですが矯正治療できますか?
A:一般的に使用する矯正装置ではNi(ニッケル)、Co-Cr(コバルトクロム)などが含まれております。
もし、前もって金属アレルギーであることがご存知でしたら必ずご報告してください。
金属アレルギーになりにくい組成の材料や金属を使わないマウスピース矯正が対象となります。
Q:矯正治療中に虫歯や歯周病になりやすいですか?
A:虫歯や歯周病の原因は細菌です。細菌は代謝物とかたまりをつくり白色や黄色のネバネバしたプラーク(歯垢)として歯の表面に付着します。
このプラークが歯ブラシでうまく取り除かれず放置され続けると細菌が出す酸や毒素により虫歯や歯周病となります。
矯正治療ではお口に中に装置が入り、プラークがたまりやすくなるため通常の方よりも丁寧に時間をかけて歯ブラシをする必要があります。
Q:矯正治療中に歯周病や虫歯になってしまったらどうすればよろしいでしょうか?
A:当院は矯正専門の歯科医院ですので、申し訳ありませんが一般歯科診療を行っていません。
お近くのかかりつけ歯科医院を受診していただく事になります。状況によっては矯正治療を一時中断し、歯周病や虫歯の治療を受けていただくこともあります。
その他のご質問
Q:矯正治療で一番大切なことはなんですか?
A:患者様の協力が大切です。
まず歯ブラシです。歯ブラシをすること歯周病や虫歯の予防となります。
また、装置や歯に汚れがつかないことで歯が早く動き,治療期間の短縮につながります。
次に、治療中・治療後の定期的な通院です。
治療中では治療がスムーズに進行ように次回予約日が決まります。予約どおり来院してください。
治療後も歯は非常に動きやすい状態ですので定期的に通院する必要があります。
最後に、取り外し式の装置を使用の際は使用時間を守っていただくことです。
使用時間を守っていただかないと装置の効果が十分に発揮されないからです。
Q:遺伝と歯ならびは関係ありますか?
A:受け口のかみ合わせは遺伝しやすいと言われています。
ご親族の方に受け口の方がいらっしゃった場合、要注意です。
お子様の場合、早期に矯正専門の機関で診てもらうことをおすすめします。