表側矯正の目立ちにくい矯正装置の組み合わせを徹底比較!
今回は大人の歯列矯正で使用される表側装置のブラケットとワイヤーの組み合わせについてです。
日本人の歯並びへの意識がだんだんと高まっていることも影響し、大人の矯正治療を希望される方が近年増えてきています。
子供の時に歯列矯正してこなかった、社会人なってから気になり始めた…など、色々と事情を抱えて矯正治療を検討されているのだと思います。
ただ、治療中につける装置が目立つのが嫌ということでなかなか治療に踏み切れない方も。歯列矯正では目立ちにくい装置として、インビザラインや裏側矯正(舌側矯正)、ハーフリンガルなどが注目を浴びていますが、表側の矯正装置も実は以前よりだいぶ目立たなくなってきています。
そこで、今回は大人の表側につけるブラケットとワイヤーのそれぞれを組み合わせたときの見た目についてご紹介します。
白いブラケットに銀色のワイヤーの場合
大人の矯正治療の一般的な状態です。
欧米では矯正治療していることをステータスであるという考えがあり、上下の歯に銀色のブラケットをつけることが多いようですが、
日本や韓国などアジア圏の治療では圧倒的に白や透明のブラケットが人気があります。
大人の方で上の歯を銀色のブラケットにされる方がだいぶ少なくなりました。
白いブラケットにピンクゴールド(ピーチゴールド)のワイヤーの場合
銀色のワイヤーからピンクゴールのワイヤーに変えてみました。
ピンクゴールドは光の反射率が高いことにより、銀色のワイヤーよりも全体的に落ち着いた雰囲気になっていることがおわかりいただけますでしょうか。
ワイヤーを変えただけでも印象が変わってきますね。
白いブラケットに白いワイヤーの場合
次に白いワイヤーに変えてみました。
金属のワイヤーに白い成分を薄くコーティングしたものです。
よ~く見ないと気付かないことも。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、タレントのおぎやはぎの矢作さんが以前、矯正治療中にテレビに出演されてた時の装置の状態です。
ラジオでも矯正治療についてコメントされることがあり、こういう方が情報発信してくれることは私としてはうれしく思います。
白いブラケットに白いワイヤのーの組み合わせは、当院の場合、若い女性や社会人の方に多いです。けど、ちょっとワイヤーが白すぎるかなと思う方、実は歯の色に近い白いワイヤーもあるのでご安心ください。
ホワイトニングで真っ白にしたい方もいれば、自然な歯の色にしたい人もいるのと同じです。実際に、歯の色に近い乳白色のワイヤー(ピンセットでもっているワイヤー)と真っ白なワイヤーを比べたのが下の写真です。
表側の大人の目立ちにくい矯正装置の組み合わせを比較!のまとめ
歯の色にも個人差がありますし、好みもあるのでどの組み合わせが合うかは人それぞれですが、昔の矯正治療と比べて選択肢が増えたことは患者さんにとっていいことですね。
もちろん、表側の矯正装置はインビザラインや舌側矯正に比べれば見た目に関して劣りますが、費用はリーズナブルです。
もし、今回の写真を見て、表側の装置でも許容できそうであれば検討してみてください。
クリニックや治療内容によっては扱ってない装置やワイヤーもあるので確認してみましょう。