成人矯正治療の症例が学術雑誌に掲載されました。
こんにちは、新川崎おおき矯正歯科院長の大木です。
この度、私が大学勤務時代に治療した患者様の症例報告が、学術雑誌に掲載されました。投稿にご協力していただいた先生方、患者様に心より感謝を申し上げます。


『歯科矯正用アンカースクリューを用いた臼歯部喪失を伴う成人過蓋咬合症例』という題名です。
難しく見えますがざっくりといいますと、、、、
歯並びが悪い状態(歯が傾いてしまっている、ねじれてしまっている、かみ合わせが深いなど)は、理想的な入れ歯を作ることを難しくします。そのため、ある程度歯並びを整えてから入れ歯を作った方がいい場合があります。
しかし、従来の矯正治療は、奥歯を軸として歯並びを整えてきたため、歯周病や虫歯などで奥歯を失ってしまった方での矯正治療はとても難しいものとされてきました。
そこで私は今回、入れ歯を作るにあたり歯並びを整える必要があった患者様に対し、『歯科矯正用アンカースクリュー』というネジを用いて、奥歯がない方に対しても計画通りに歯を動かし、その後、良い入れ歯をいれることができたという内容を報告しております。
院内にも掲載していますので、ご興味ありましたら御覧ください♪
今回の治療を通して、キレイな歯並びや正しいかみ合わせは見た目や予防に役立つだけでなく、加齢により歯を失い、入れ歯が必要になった場合にも重要であるということが私自身、再認識することができたと同時に、歯科矯正用アンカースクリューという最先端の治療が、今後の矯正治療の可能性を広げていくと感じました。
当院では歯科矯正用アンカースクリューを導入しておりますし、今後も最先端の治療を患者様に提供できるよう、今後も努めて参ります。